企業の常識・弁護士の非常識
弁護士は感情で動く(2)
弁護士は感情で動く(2) 行動法律学の続きです。現実に居る、不合理な人間を前提に法律も考える方が良いのではということです。 たとえば、こんなくだらないことを考えてしまいます。行動経済学によりますと、人間というのは、何かを得た場合の喜びよりも、失うことによる苦しみの方が、格段に重いんだそうです。つまり、1... 続きはこちら≫
弁護士最後の言葉
弁護士最後の言葉 前回、明石屋万吉親分の「最後の言葉」を紹介したところ、沢山の方からコメントをいただきました。やはりみなさん、最後はカッコよく逝きたいなと考えているんでしょうね。バカバカしい話で済みませんが、今回は、「弁護士最後の言葉」について考えてみます! 参考にするため、昔読んだ本を引っ張り出してき... 続きはこちら≫
弁護士の「俄」
弁護士の「俄」 「俄」は、「にわか」と読みます。その昔、路上などで行われた即興芝居のことだそうです。司馬遼太郎の小説の題名でもあります。私の一番好きな司馬小説ですね。主人公は、幕末から明治にかけて活躍した、明石屋万吉という、任侠(ヤクザ)の親分です。 この人は、吉田松陰や坂本竜馬のように「志」があるわ... 続きはこちら≫
弁護士は感情で動く(1)
弁護士は感情で動く(1) 行動経済学という学問がありますね。「経済は感情で動く」なんて本が、ベストセラーになりました。 これまでの経済学というのは、現実には存在しない「合理的な人」を前提に、学問を組み立ててきたわけです。そこで、社会に現実に存在不合理な人を前提に、経済学を考えていくのが、行動経済学です。... 続きはこちら≫
拝啓 弁護士先生様
拝啓 弁護士先生様 68年前の8月15日に戦争に負け、マッカーサー元帥のGHQが、日本を占領したんですね。そのときに、50万人!もの日本人が、マッカーサー元帥に熱烈な手紙を書いたそうです。それを編集したのが、「拝啓 マッカーサー元帥様」という本です。 ある手紙は、「拝啓 私の最も尊敬して居ります元帥閣... 続きはこちら≫
弁護をするサル
弁護をするサル フランス・ドゥ・ヴァールの「政治をするサル」は、サル研究の古典です。40年近くも前の本ですが、今でも楽しく読めます。オランダの野外動物園にいる、チンパンジー(人間の遺伝子と98%同じだそうです)達のボス争い(「政治」ですね)を克明に記録したものなんです。野生のチンパンジーは、食べて「生活」するだけで忙... 続きはこちら≫
薔薇の名前・弁護士の名前(2)
薔薇の名前・弁護士の名前(2) 前回、うちの事務所名を変えたいと書いたところ、ある人からアドバイスを貰いました。「ラーメン二郎」という、行列の出来るラーメン店がありますよね。それにあやかって、「ベンゴシ滋郎法律事務所」が良いだろうということです!(うーん) せめて、「すきやばし次郎」を見習って、「よこはま滋郎法律事務... 続きはこちら≫
薔薇の名前・弁護士の名前(1)
薔薇の名前・弁護士の名前(1) 今回は、いつもにも増してバカバカしい話題です。それだけに、最初だけでも格調高く、シェイクスピアの引用から始めます。 「バラはたとえ別の名で呼ばれても、やはり甘く香るでしょう。」なんて、「ロミオとジュリエット」にありましたよね。名前より中身が大切だということです。しかし、こ... 続きはこちら≫
ウォルマートの安売弁護士(3)
ウォルマートの安売弁護士(3) ウォルマートで感動するのは、「絶対に安くするんだ!」という気合ですね。「ウォルマートに呑みこまれる世界」には、こんな話が載っています。 汗を抑えるデオドラントってありますよね。ウォルマートでも以前は、製品を箱に入れて売っていたのですが、その箱が無駄だということで、止めたん... 続きはこちら≫
ウォルマートの安売弁護士(2)
ウォルマートの安売弁護士(2) 弁護士業でも安売りは可能かという話ですね。 ウォルマートのような小売業では、購入価格を徹底的に安くすることで、低価格を実現しています。「ウォルマートに呑みこまれる世界」には、ウォルマートと取引したばかりに、過酷な値引き要請に苦しめられている製造企業が紹介されています。こう... 続きはこちら≫