企業の常識・弁護士の非常識
職業としての弁護士
職業としての弁護士 マックス・ウェバー大先生の「職業としての学問」「職業としての政治」ですね。いま読み返しても、とても面白い本です。刺激的な記述が沢山あります。 ウェバーによりますと、専門バカにならない人は、学者として役に立たないそうです。「自分の魂が救われるかどうかは、この本のこの箇所の解釈が正しいか... 続きはこちら≫
添削弁護士の反省
添削弁護士の反省 刑事裁判で被告人が、証拠として出てくる調書などを批判してますよね。「あれは、警察や検事の作文だ!」というわけです。警察官などの作る調書というのは、被疑者や証人が話す内容をそのまま書くことになっているんですが、現実にはかなり「作文」になっているようです。それはともかく「作文」にも、やはりレベルの違いが... 続きはこちら≫
寇準の示談交渉(2)
寇準の示談交渉(2) 寇準(こうじゅん)の話の続きです。この人は、メチャクチャ優秀な上に、剛直な「名臣」として有名なんですね。若いころ、皇帝にある案件を奏上したんですが、皇帝は聞き入れません。しかし寇準はあきらめない。皇帝の袖を掴んで、退出させないで、裁可を求めます。皇帝が諦めて認めると、悠々と退出したなんてエピソー... 続きはこちら≫
寇準の示談交渉(1)
寇準の示談交渉(1) 「初めて読む中国古典なら、何が良いかな?」なんて聞かれますと、私は「宋名臣言行録」を推薦しているんです。面白くて、役に立つ本だと思います。 例えば、若くして副宰相になった人の話があります。当然周りの人からは、やっかまれるんですね。副宰相が歩いていると、「あんな若造が副宰相とは、世も... 続きはこちら≫
愛の妙薬の詐欺弁護士
愛の妙薬の詐欺弁護士 「愛の妙薬」というのは、有名なドニゼッティのオペラですね。「惚れ薬」を売る、詐欺師の話です。 「森羅万象に通暁した、人類の救済者」と名乗る薬売りが、これさえ飲めばモテルこと間違いなしという「妙薬」を販売するんです。ところが、この薬はただの赤ワインなんですね。騙されて購入した人が、ワ... 続きはこちら≫
弁護士の川柳教室
弁護士の川柳教室 新年おめでとうございます。 人間は、歳をとると笑う回数が減っていくそうです。 10歳のときは、1日に10回は声を出して笑うのに、50を過ぎると、10日に1回も笑わなくなるということです。他人のことは言えません。私なんか、声を出して笑うのは、嫌いな人が不幸になった話を聞くときくらいです... 続きはこちら≫
弁護士の論語
弁護士の論語 今年も、いよいよ最後のニュースレターです。せめて最後だけでも、格調高い内容にします。というわけで、今回は私の好きな論語の言葉を4つ紹介します! 1番好きな言葉はこれですね。 「子路、聞くこと有りて、未だこれを行うこと能わざれば、唯だ聞く有らんことを恐る。」 子路... 続きはこちら≫
米国ラブ リーガル事情
米国ラブ リーガル事情 最近、妻が見ているアメリカのドラマに、「私はラブ・リーガル」というのがあるんです。このタイトルは邦題でして、ラブリー・ガールをもじった、おじさんのダジャレみたいですが、内容は中々面白いのです。 トップモデルを目指す美人の女の子が、交通事故で死んでしまい、天国に行きます。そこで、勝... 続きはこちら≫
八百長の弁護 ヒットラーの弁護
八百長の弁護 ヒットラーの弁護 前回のニュースレターで、相撲の八百長について書いたところ、皆さんからいろいろなコメントを頂きました。それらを読んでいて、中国史の大学者、宮崎市定先生のエッセーを思い出しました。10年ほど前に94歳で亡くなった、大先生です。 宮崎先生に、「恰好いいということ」というエッセー... 続きはこちら≫
弁護士の剣客商売
弁護士の剣客商売 「ヤバい経済学」という、世界で400万部売れたベストセラーがあります。経済学の立場で、世の中の様々な事象に切り込んでいく本です。その中で、日本の相撲の八百長問題も取り上げられています。 相撲の勝敗を分析すると、7勝7敗の力士が勝つ確率が非常に高いということです。特に相手が8勝6敗の場合... 続きはこちら≫