企業の常識・弁護士の非常識
その問題、法律学で解決できます?
第187回 その問題、法律学で解決できます? 法律学と経済学とは、ライバルみたいなもんですね。 ところが、最近は経済学の方が、法律学よりもはるかに元気がいいようです。「その問題、経済学で解決できます。」なんて言いきった、自信たっぷりのタイトルの本まで出ているんです。 最近の経済学で、一番重要な考えは、「インセンティ ブ... 続きはこちら≫
弁護士の真田太平記
第186号 弁護士の真田太平記 NHKの大河ドラマで、今年は「真田丸」をやっています。三谷幸喜の脚本で、これはこれで面白いと思い ます。 しかし、私の年代の人にとって「真田」と言いますと、池波正太郎先生の「真田太平記」なんです!真田太平記の背景は、戦国時代から徳川家康による天下統一の時代です。弱小城主のもとに生まれた、... 続きはこちら≫
ふたりの弁護士(2)
第185号 ふたりの弁護士(2) 一言で「弁護士」と言いましても、いろいろな考えの人がいるんです。少し前に日弁連が、死刑廃止の決議をしました。多くの弁護士がそれに賛成しています。 人権を守り、死刑といった刑罰に反対するのは、弁護士の遺伝子とさえ思えてきます。ところが、ある有名な弁護士は、かつては死刑廃止を主張していた... 続きはこちら≫
ふたりの弁護士(1)
第184号 ふたりの弁護士(1) 「ふたりのロッテ」は、児童文学の傑作ですね。ロッ テとルイーゼという、一卵性双生児の女の子の物語で す。2人は、親元を離れたキャンプ場で出会います。 一卵性双生児だから当たり前ですが、外見は瓜二つです。話していくうちに、2人は姉妹であることが分かります。それぞれ一人ずつを連れて、父母が... 続きはこちら≫
タイガーマスクの反則
第183号 タイガーマスクの反則 今から50年近く昔ですが、子供のころ「タイガーマ スク」が大好きでした。 「虎の穴」で鍛えられた、ルール無用の悪党レスラー タイガーマスクが、フェアープレーで戦う正義のレスラーに生まれ変わって、大活躍する話です。(み、皆さん、知ってますよね。。。) タイガーマスクの中で、今でも記憶に残... 続きはこちら≫
弁護士の「約束」
第182号 弁護士の「約束」 五代将軍、徳川綱吉に、「生類憐みの令」ってありますよね。「お犬様」を人間よりも大事にした、天下の悪法として有名です。綱吉自身も、この法律の評判が悪いことは知っていたので、死ぬ前に、養子である次期将軍家宣(いえのぶ)に約束させたそうです。「将軍の代が変わっても、絶対に生類憐みの令は継続する。... 続きはこちら≫
金持ち弁護士 貧乏弁護士
金持ち弁護士 貧乏弁護士 「金持ち父さん 貧乏父さん」は、ロバート・キヨサキの世界的ベストセラーです。高学歴で高級官僚をしていた実の父親(貧乏父さん)と、高卒で自営業をしていた親友の父親(金持ち父さん)から学んだことを書いた本ですね。 2人の「父さん」は著者に、お金や人生について、正反対のことを教えてくれ... 続きはこちら≫
弁護において美とは何か
弁護において美とは何か 「言語において美とはなにか」は、全共闘世代のカリスマ、吉本隆明大先生の御本ですね。「言語」の「美」 について、理論と具体例を通して、検討しているそう ですが、読み終わっても、なんのこったかさっぱり分 かりませんでした。しかし、「言語」における「美」 は分からなくても「弁護」における「美」なら、... 続きはこちら≫
弁護士の勘違い
弁護士の勘違い 毎日暑い!さらにもうすぐお盆休みです。小難しい法律の話なんか、誰も読みたくないでしょう。ということで、いつも以上に、どうでもよいお話です。私くらいの年代の人だと、松任谷由実の曲を知らない人のほうが珍しいと思います。私も、いくつものフレーズ、自然に頭の中にわいてきます。 「海を見ていた午後」... 続きはこちら≫
6人の怒れる裁判員(3)
6人の怒れる裁判員(3) 「司法の常識」と「市民の常識」は、かなり違うのではないかという話です。裁判員が司法に参加したことで、常識の違いが明らかになってきました。 以前書きましたが、性犯罪では、量刑が1.5倍くらい重くなったのではと実感しています。逆に言えば、それまでの司法の基準が、一般市民には受け入れられないほど軽す... 続きはこちら≫