企業の常識・弁護士の非常識
コーデリア弁護士の正直
第191号 コーデリア弁護士の正直 コーデリアというのは、シェイクスピアの「リア王」の娘です。三人姉妹の末娘ですね。父親のリア王は、それまで治めていた自分の国を、3人の娘たちに譲ろうと考えます。そこで、各娘たちに、父である自分を、いかに愛しているのかを話させます。その内容に応じて、何を与えるのかを決めようというわけです... 続きはこちら≫
弁護士の随想録
第190号 弁護士の随想録 随想録(エセー)といえば、もちろんモンテーニュ大先生のご本です。500年ほど前に書かれたものですが、今でも愛読者は沢山います。良く生き、そして良く死ぬためのヒントが詰まっている本ですね。私も、30年以上前に最初に読んだのですが、いまでも目を通します。面白い話がたくさんあるからで... 続きはこちら≫
弁護士の七部集
第189号 弁護士の七部集 無人島に本を一冊だけ持っていけるなら、何をもっていくかなんて質問がありますよね。私の場合、間違っ ても法律書なんか持っていきません! たぶん、「芭蕉七部集」を持っていくと思うのです。芭蕉大先生が選んだ、「俳句」と「連歌」を載せた御本です。 俳句の方は、知らない人はいないでしょう。五七五の短い... 続きはこちら≫
その問題、法律学で解決できます?
第187回 その問題、法律学で解決できます? 法律学と経済学とは、ライバルみたいなもんですね。 ところが、最近は経済学の方が、法律学よりもはるかに元気がいいようです。「その問題、経済学で解決できます。」なんて言いきった、自信たっぷりのタイトルの本まで出ているんです。 最近の経済学で、一番重要な考えは、「インセンティ ブ... 続きはこちら≫
弁護士の真田太平記
第186号 弁護士の真田太平記 NHKの大河ドラマで、今年は「真田丸」をやっています。三谷幸喜の脚本で、これはこれで面白いと思い ます。 しかし、私の年代の人にとって「真田」と言いますと、池波正太郎先生の「真田太平記」なんです!真田太平記の背景は、戦国時代から徳川家康による天下統一の時代です。弱小城主のもとに生まれた、... 続きはこちら≫
ふたりの弁護士(2)
第185号 ふたりの弁護士(2) 一言で「弁護士」と言いましても、いろいろな考えの人がいるんです。少し前に日弁連が、死刑廃止の決議をしました。多くの弁護士がそれに賛成しています。 人権を守り、死刑といった刑罰に反対するのは、弁護士の遺伝子とさえ思えてきます。ところが、ある有名な弁護士は、かつては死刑廃止を主張していた... 続きはこちら≫
ふたりの弁護士(1)
第184号 ふたりの弁護士(1) 「ふたりのロッテ」は、児童文学の傑作ですね。ロッ テとルイーゼという、一卵性双生児の女の子の物語で す。2人は、親元を離れたキャンプ場で出会います。 一卵性双生児だから当たり前ですが、外見は瓜二つです。話していくうちに、2人は姉妹であることが分かります。それぞれ一人ずつを連れて、父母が... 続きはこちら≫
タイガーマスクの反則
第183号 タイガーマスクの反則 今から50年近く昔ですが、子供のころ「タイガーマ スク」が大好きでした。 「虎の穴」で鍛えられた、ルール無用の悪党レスラー タイガーマスクが、フェアープレーで戦う正義のレスラーに生まれ変わって、大活躍する話です。(み、皆さん、知ってますよね。。。) タイガーマスクの中で、今でも記憶に残... 続きはこちら≫
弁護士の「約束」
第182号 弁護士の「約束」 五代将軍、徳川綱吉に、「生類憐みの令」ってありますよね。「お犬様」を人間よりも大事にした、天下の悪法として有名です。綱吉自身も、この法律の評判が悪いことは知っていたので、死ぬ前に、養子である次期将軍家宣(いえのぶ)に約束させたそうです。「将軍の代が変わっても、絶対に生類憐みの令は継続する。... 続きはこちら≫
金持ち弁護士 貧乏弁護士
金持ち弁護士 貧乏弁護士 「金持ち父さん 貧乏父さん」は、ロバート・キヨサキの世界的ベストセラーです。高学歴で高級官僚をしていた実の父親(貧乏父さん)と、高卒で自営業をしていた親友の父親(金持ち父さん)から学んだことを書いた本ですね。 2人の「父さん」は著者に、お金や人生について、正反対のことを教えてくれ... 続きはこちら≫