企業の常識・弁護士の非常識
弁護士の手
第321号 弁護士の手 本格的な夏の猛暑に備えて、少し怖い話をします。 「猿の手」というのは、有名なホラー小説です。ある夫婦が、ミイラになった猿の手を譲り受けます。この猿の手にお願いすれば、どんなことでも3つかなうというのです。あまり本気にしていない夫婦は、家のローンが返せる程度の、まとまったお金が手に入るように願いま... 続きはこちら≫
クラフト弁護士
第320号 クラフト弁護士 大学で法律の勉強を始めたころ、教授がドイツのビールジョッキについて話してくれました。ジョッキ一杯に注がれたビールが泡ばかりだった場合、「ビール提供契約」の「履行」に当たるかという話です。ドイツではジョッキの上部に線が引いてあります。その線より下まで泡があるのは許されないのだと、教えてくれまし... 続きはこちら≫
弁護士の平和
第319号 弁護士の平和 「女の平和」といえば、ギリシャの大喜劇作家、アリストパネスの代表作です。2400年ほど前の作品です。 アテネとスパルタとで、男たちが戦争を始めます。戦争を止めさせるために、両国の女性が集まり、セックス・ストライキを行うという喜劇です。最終的に両国の男たちが我慢できずに、戦争を終わらせるという話... 続きはこちら≫
弁護士のたとえ話(2)
第318号 弁護士のたとえ話(2) たとえ話の続きです。前回も書いた通り、キリストはたとえ話の名人ということになっていますが、聖書のたとえ話は相当分かり難いのです。有名なたとえに、主人からお金を任された人たちの話があります。任されたお金を活用して、増やした人は褒められます。 一方、失うことを恐れて、そのお金をただ保管し... 続きはこちら≫
弁護士のたとえ話
第317号 弁護士のたとえ話 先日、牛丼の吉野家の取締役が、大学のマーケティングの授業で用いた「たとえ話」が大問題となりました。 まずは吉野家の味に馴染んでもらう為のマーケティング戦略のたとえ話で、「田舎から来た生娘をシャブ漬けにする」なんて話したそうです。 このたとえ話は、本当に酷い。ただ思い起こしてみると、こういう... 続きはこちら≫
弁護士の第二法律論
第316号 弁護士の第二法律論 芸能人の俳句を、俳人の夏井いつき先生が添削するというテレビ番組ありますよね。 メチャクチャな俳句を、どんなふうに直すのか、夏井先生の毒舌と相まって、なかなか面白いのです。「秋刀魚かな 鰯もいいな はよ帰ろ」なんて句は、次のように添削されます。「秋刀魚か鰯か 我が決断の 秋の暮」 なんか、... 続きはこちら≫
邸宅弁護士の塀
第315号 邸宅弁護士の塀 日本の家はつまらないと、以前から感じていました。普通の家は、どれもこれも似ている上に、車持っていない人でも、駐車場付きなんですね。駐車場スペースを、家を素敵に見せるために使えるのにと、残念に思うのです。豪邸というような大きな家になると、今度は要塞化しちゃってます。「内部を絶対に見せないぞ!」... 続きはこちら≫
ギリシャ神話の刑罰
第314号 ギリシャ神話の刑罰 「教養とは何か?」という問題について、とても納得できる答えを聞きました。「様々なことを知っているのは物知り。知っている知識をひけらかさないよう、我慢できるのが教養」なんだそうです。み、耳が痛い。 そこで今回は、ギリシャ神話をひけらかしちゃいます! ギリシャ神話には、残酷な犯... 続きはこちら≫
弁護士戦隊サリンジャー
第313号 弁護士戦隊サリンジャー 若い頃、サリンジャーの小説が人気でした。流し読みしかしてない私でも、愛読者の振りぐらいはしたものです。「ライ麦畑で捕まえて」なんて有名ですよね。主人公は、今のニートの走りみたいな人です。「将来何になりたいか」と聞かれて、ライ麦畑でキャッチャーになりたいなんて答えます。ライ麦畑で遊んで... 続きはこちら≫
セールスマンの弁護士
第312号 セールスマンの弁護士 ダジャレのタイトルで済みません。「セールスマンの死」は、米国現代演劇の古典で、日本でも頻繁に上演されています。少し前に、風間杜夫・片平なぎさの舞台を観に行ったんですが、4月には段田安則・鈴木保奈美で上演されます。妻と2人で暮らす、63歳のセールスマンが主人公です。セールスマンの仕事に誇... 続きはこちら≫