企業の常識・弁護士の非常識
弁護士の壁職人
第307号 弁護士の壁職人 今年最後のニュースレターは、壁職人と弁護士業との共通点について考察しちゃいます。「トム・ソーヤの冒険」に壁塗りの話がありますね。いたずらの罰としてトムが壁塗りをさせられていると、それを見た友達にからかわれるわけです。 ところが、壁塗りを楽しそうにやってみせると、皆やりたがる。そこで最後は、友... 続きはこちら≫
弁護士の審判
第306号 弁護士の審判 「審判」といえば、フランツ・カフカの長編小説ですね。第1次世界大戦前に書かれていますから、もう100年以上前の小説です。若い頃に読んだとき、内容はよく理解できなかったんですが、主人公の名前がヨーゼフ・Kだということだけ記憶に残りました。30歳のKさんが、一体何の罪を問われているのかさえ教えて貰... 続きはこちら≫
弁護士のおじさん構文
第305号 弁護士のおじさん構文 おじさん構文というのがあるそうです。数年前からあったそうなんですが、私は娘に教えてもらって、つい最近知ったのです。例えばおじさんが、若い女の子に送るときに使う文章です。大して親しくない相手に、「ちゃん」付でナレナレしく話しかけることや、絵文字をやたらと入れてくるところなどが特徴だそうで... 続きはこちら≫
弁護士の器量
第304号 弁護士の器量 自分の器は本当に小さいなと、自覚せざるを得ないときがあります。研修で中国に行ったとき、大した時間でもないからと、エコノミークラスを使ったんです。ところが、他の人たちがビジネスクラスだと知ったときに、凄い引け目を感じて「私はエコノミーです」と言えなかったんです。ううう。。。 という... 続きはこちら≫
言い訳弁護士
第303号 言い訳弁護士 小言幸兵衛という落語があります。大家さんをしている幸兵衛さんは、小言が大好きなんですね。家を借りに来た人にも小言を言って追い返します。「子供がいると部屋を貸して貰えない」と心配して、「子供はいません!」なんて言おうものなら、「子は『子宝』というぐらいだ、そんな事を自慢する奴に店は貸せん」「女房... 続きはこちら≫
弁護士の猫と犬
第302号 弁護士の猫と犬 世の中には、「猫派」と「犬派」の人がいるんだそうです。私なんかには、どちらも同じ「ペット」としか思えないんですが、そういう人たちからすると、猫と犬は全く違うものであり、同じに考えるなと怒られてしまうのです。ところが、この猫と犬が同じか、違うかの問題は、法律の世界でもあるのです。法律の入門書な... 続きはこちら≫
弁護士のワサビ
第301号 弁護士のワサビ 先日、ワサビ栽培を見学してきました。日本のワサビは、育てるのがかなり大変なんですね。奇麗で冷たい水が不可欠なので、栽培できる地域が限られています。水の中で育てますから、雑草を取るなどの作業も、冷たい水の中で行う必要があります。さらに、かなり険しい山の中にありますから、足を踏み外して大怪我する... 続きはこちら≫
弁護士の簾
第300号 弁護士の簾 中国の皇帝の被る帽子には、顔を隠すように簾(スダレ)が付いています。ものの本によりますと、あれには深い意味があるそうです。皇帝たるもの、あまり細かいことを見るのは良くないという考えです。臣下のちょっとした失敗や欠点は、あえて見えないようにする。政治でも、細かいところは人に委ねて、大きなところだけ... 続きはこちら≫
弁護士滋郎のマシマシ
第299号 弁護士滋郎のマシマシ ラーメン二郎ってありますよね。私は食べたことないのですが、モヤシや麺が山ほど入っているラーメンで、凄い人気です。その一方、注文の仕方に独特のルールがあるということで、初めての人は行くのをためらってしまうのです。 昔読んだ任侠の本に、渡世人の世界には独特の口上のルールがあっ... 続きはこちら≫
弁護士のカサンドラ
第298号 弁護士のカサンドラ カサンドラというのは、ギリシャ神話に出てくるトロイの王女です。トロイ戦争の最後の場面で、「敵が残した巨大な木馬を城に入れたら、木馬の中から出て来る兵隊によってトロイが滅ぶ」と皆に話すんですが、誰も信じてくれない。滅亡を知りながら止められなかった、悲劇の王女です。カサンドラの言うことを誰も... 続きはこちら≫