企業の常識・弁護士の非常識
弁護士のテールライト
第337号 弁護士のテールライト 若いころから、中島みゆきが好きだったんです。言葉の使い方が本当にうまい。「歌姫」なんて良いですね。 「握りこぶしの中に あるように見せた夢を もう二年 もう十年 忘れ捨てるまで」だなんて、聞いてて辛い。若い頃、この歌を聴いたときは、「本当はあきらめている夢に、しがみついているようで恥ず... 続きはこちら≫
弁護士のトロッコ
第336号 弁護士のトロッコ 「トロッコ」といえば、芥川龍之介の小説が有名です。工事現場のトロッコに憧れていた少年が、作業員と一緒にトロッコについていく。随分遠くまで来てしまい、日も暮れかけてきたときに、作業員から、「われはもう帰んな」と言われます。そのきの呆然とした心細さを描いた小説です。と、長々と書きましたが、今回... 続きはこちら≫
弁護士の穏健な提案
第335号 弁護士の穏健な提案 岸田首相が、「異次元の少子化対策」というのを打ち出しています。どんな内容なのか見てみたら、児童手当の金額や受給者の範囲を拡大していくということのようです。別にこの政策自体にどうこう言うつもりはありません。財政が厳しい中で、少子化対策に取り組もうというのは、立派な行為だと思います。 で、で... 続きはこちら≫
娯楽小説の弁護士
第334号 娯楽小説の弁護士 「文学」と「娯楽小説」は、違うものだと言われています。しかし、具体的に何がどう違うのかは、よく分かりませんよね。以前読んだ本に、見分け方が書いてありました。「一途な男がカッコいいのが娯楽小説。変な人なのが文学」なんだそうです。ナンノコッチャと思ってしまいましたが、考えてみるとナンセンスとま... 続きはこちら≫
弁護士の文理解釈
第333号 弁護士の文理解釈 最近、旧統一教会が信者に全財産を寄付させることが問題になっています。本当にとんでもないことだと思います。 しかし、考えてみますと聖書にも、似た様な話があるのです。新約聖書でイエスは、「金持ちが天の国に行くのは、ラクダが針の穴を通るより難しい」なんて説教をしています。そして、お金持ちに対して... 続きはこちら≫
弁護士の名言
第332号 弁護士の名言 「富者は金を贈り、賢者は言葉を贈る」そうです。私は賢者ではないですが、新年早々お年玉代わりに、好きな名言を贈ります! まずは、中国は史記の名言です。国のために尽くしてきた将軍が、不当に解雇されたときの言葉です。「君子は交わりを絶てども 悪声を出ださず」 喧嘩別れしても、悪口は言わないということ... 続きはこちら≫
弁護士の人間嫌い
第331号 弁護士の人間嫌い 今年は「モリエール生誕400年」ということで、多くの劇が上演されました。私も「守銭奴」とか「スカパン」とか、いくつか観に行きましたが、特に「人間嫌い」が好きです。主人公のアルセストは、本人の前ではうまいことを言って褒めておきながら、陰では悪口を言うような表と裏がある人達のことが大嫌いです。... 続きはこちら≫
弁護士の鵜舟
第330号 弁護士の鵜舟 先日、木曽川で鵜舟に乗ってきました。念のため説明しますと、鵜(う)という鳥を使って行う鮎漁のことです。鵜は、魚を丸のみにします。「鵜呑み」にするなんて言葉の語源にもなっています。この鵜の首にひもを付け、鮎を獲ってこさせた後、その鮎を吐き出させるという、伝統的漁法です。「動物愛護協会が何も言わな... 続きはこちら≫
弁護士の3(3/3)
第329号 弁護士の3(3/3) キリスト教でも、「3」は特別な数のようです。三位一体については、前に書きました。神は現象としては3つの異なる姿をしているが、実体は1つだということです。実体が1つなら、何でわざわざ「3」を出してくるんだよと、思わず突っ込みを入れたくなります。キリストに戻ります。ユダの裏切りで逮捕される... 続きはこちら≫
弁護士の3(2/3)
第328号 弁護士の3(2/3) 古代エジプトの「死者の書」によると、人は死ぬと、冥界の審判官から2つの質問をされるんだそうです。「学歴は何ですか?」や「収入は幾らでしたか?」なんて質問かと思ったら、違うんですね。 1つ目の質問は、「人生を楽しみましたか?」で、もう1つは、「他人に親切にしましたか?」だそうです。これは... 続きはこちら≫