企業の常識・弁護士の非常識
代言人はなぜ弁護士に進化したのか
第208号 代言人はなぜ弁護士に進化したのか 「恐竜はなぜ鳥に進化したのか」という、生物の進化についての本があります。 今から5億4000万年ほど前のカンブリア紀に、多種多様な生き物が発生しましたよね。いわゆる「カンブリア大爆発」です。その後、沢山の生物が死滅し、新たな生物が生まれてきます。なぜ、こんな風に生物の入れ替... 続きはこちら≫
弁護士殺し 金の地獄
第207号 弁護士殺し 金の地獄 「女殺 油地獄(おんなごろし あぶらのじごく)」は、近松門左衛門の代表作です。子供の頃にこの題名を見て、「一体どんな凄い話なんだろう?」と感動したのを、今でもよく覚えています。甘やかされて育った油屋の若旦那が、放蕩の末、勘当されます。その後、親切にしてくれていた、別の油屋のおかみさんを... 続きはこちら≫
趙盾の刑事責任
第206号 趙盾の刑事責任 少し前に、電通の新人女性が、過労のあまり自殺した事件がありました。とても痛ましい事件です。世間もマスコミも、電通を強く非難していました。当然です。その後、電通の社長が、違法な残業をさせていたということで、刑事裁判を受け、罰金刑の判決を受けたというニュースがありました。電通のような大企業の社長... 続きはこちら≫
ガラスの家の弁護士
第205号 ガラスの家の弁護士 英語のことわざには、面白いものが沢山あります。読んでると、ドキッとしたり、思わず笑ってしまいます。 「今日考えて、明日話せ。Think today and speak tomorrow.」 なんて耳が痛いです。弁護士稼業は、まず話して、後から考えるのが普通ですから。ううう。 ... 続きはこちら≫
ホトトギスの労働問題
第204号 ホトトギスの労働問題 弁護士のニュースレターらしく、たまには法律問題を 扱います。うちで力を入れている労働問題です。 問題社員を何とかしたというのは、企業にとって深刻な問題ですね。こういうことは、戦国時代の昔からあったようです。役に立たない部下をどうするかについて、信長、秀吉、家康の有名な話がありますね。... 続きはこちら≫
注文の多い弁護士
第203号 注文の多い弁護士 雨ニモマケズ 風ニモマケズ 夏ノ暑サニモマケずに頑張っています! というわけで、今回は宮沢賢治大先生の、「注文の多い料理店」です。今更紹介するのも恥ずかしいんですが、道に迷って、「山猫軒」と いうレストランに入ったお客さんの話ですね。 入ってみると、「当軒は注文の多い料理店ですからど うか... 続きはこちら≫
AIの弁護士
第202号 AIの弁護士 本を1冊読む間に、マンガを10冊読んでます。毎日暑くてやる気が出ないので、好きなマンガを紹介しま しょう。 「AI(アイ)の遺電子」という、人間よりはるかに優れた人工知能(AI)が、人間たちをコントロールしている世界の話ですね。この世界には、人間の他に、ヒューマノイドとロボットがいます。ヒュー... 続きはこちら≫
三酔人人権問答
第201号 三酔人人権問答 中江兆民といえば、明治時代の大思想家ですね。ルソーの社会契約論を日本に紹介したことで有名な人です。一方、兆民大先生は、奇人変人としても有名です。子供に名前を付けるのに、丑(うし)年生まれの息子に丑吉、申(さる)年生まれの娘に猿吉と命名するような人です。酒癖も悪くて、輿入れしてきたばかりの 奥... 続きはこちら≫
弁護士の新約聖書
第200号 弁護士の新約聖書 キリスト教徒ではないけれど、聖書はかなり好きです。「悪魔も好き勝手に聖書を引用する。」そうですから、私も好きな言葉をあげていきます。 一番好きなのは、神に対する祈りの言葉です。キリス トは、「私たちを誘惑にあわせないで下さい」と祈るように教えたのです。「誘惑に勝てるように」ではなくて、「誘... 続きはこちら≫
消極弁護士の熱情
第199号 消極弁護士の熱情 高校生の娘たちから、英語の勉強について質問を受けます。どれも凄く難しいのです。「理屈じゃなく、覚えろ!」なんて言ってしまうのです。考えてみますと、 私が学生のころにも、理解できないことはありました。passive(受身な、消極的な)とpassion(熱情)の関係なんか、すごく不思議でした。... 続きはこちら≫