企業の常識・弁護士の非常識
弁護士のリア王
第377号 弁護士のリア王 シェイクスピアの傑作悲劇として名高いリア王です。リアの長女と次女は、自国イギリスの公爵と結婚しています。王が一番可愛がっている三女には、公爵とフランス王が求婚に来ています。 そんな中、年老いたリア王は引退して国を3つに分けて、娘たちに譲ろうとします。リア王が、国を譲って権力をなくすことから悲... 続きはこちら≫
弁護士のマルハラ
第376号 弁護士のマルハラ 先日、初めて「スシロー」に行きました。人気店だと知ってましたが、これまで行ったことが無かったのです。すごく衝撃を受けました。寿司が回っていない! 醤油皿がなくて、ネタの上に醤油を垂らす! ガリは無料で注文して届けてもらう!と、衝撃的な内容です。中でも一番驚いたのは、寿司にワサビがのっていな... 続きはこちら≫
弁護士の土佐日記
第375号 弁護士の土佐日記 「男女平等運動」というのは、「土佐日記」ではないかと、思い至ったのです!(なんのこっちゃ。。。) 「土佐日記」は、古今和歌集で有名な、紀貫之の紀行文です。土佐から京都に戻るときに、女性のふりをして書いた日記で、源氏物語より100年近く前の作品です。土佐で亡くした娘への思いなど、多くの和歌と... 続きはこちら≫
弁護士の火の鳥
第374号 弁護士の火の鳥 「火の鳥」といえば、手塚治虫のライフワークです。 火の鳥は、時空をこえて存在する超生命体で、その血を飲めば不老不死になれると言われている。そんな火の鳥を狂言回しに、過去と未来の人々を描いたSFです。古代日本を描いた「黎明編」やはるか遠い未来の宇宙を描いた「未来編」と、過去と未来を行き来して話... 続きはこちら≫
弁護士のマイ国家(2)
第373号 弁護士のマイ国家(2) 「みすぼらしくも豪華でもなく、平凡な家だった」という文章から始まるのが、星新一の傑作「マイ国家」です。銀行員の青年が外廻りで立ち寄った家で、声をかけても返事がない。事故でもあるといけないと家の中に入ったところ、その家の主人に「不法入国」で捕まるという話です。 主人によると、その家は独... 続きはこちら≫
弁護士のマイ国家(1)
第372号 弁護士のマイ国家(1) 「国家」といえば、大哲学者プラトン先生が2600年も前に書かれた哲学書です。ただ、「もしもこんな世界なら」ということで書かれるのがSFだとしたら、これも立派なSFといえます。「もしもある人が絶対的な力をもって、どんなに好き勝手をしても処罰されなくなったとしたら、そんな世界での『正義』... 続きはこちら≫
弁護士の「夜来る」
第371号 弁護士の「夜来る」 パリのオリンピックで、日本の絶対王者の女性柔道選手が負けました。そのとき彼女は号泣したんです。 これに対して、「死ぬ気で頑張ってきたのだから、やむを得ない」という意見もある中、「武道家たるもの恥ずかしい」なんていう人もいました。確かに褒められたことではないでしょう。しかし本人も、好き好ん... 続きはこちら≫
弁護士の首輪
第370号 弁護士の首輪 星新一の「首輪」は、「刑罰」についての話です。有罪判決を受けた主人公は3年の間、刑務所で過ごすか、「首輪」を付けて今までの生活を続けるか、選択するように言われます。あとから変更することもできるそうです。「これまでの犯罪者は、みんな最終的に刑務所を選んでいる」と教えられますが、主人公は、首輪をつ... 続きはこちら≫
弁護士のマネー・エイジ
第369号 弁護士のマネー・エイジ 「マネー・エイジ」は星新一の近未来SFです。小学生の女の子の目を通して、お金で全てが解決される世の中が描かれます。遊園地に行くはずだった父親は、お金儲けに夢中になっていて約束を守らない。そんな父親から罰金の金貨2枚貰うことで、主人公は納得します。いじめっ子に会うと、金貨1枚を渡して、... 続きはこちら≫
シジュポスの弁護士
第368号 シジュポスの弁護士 シジュポスは、ギリシャ神話に出て来る、神様を騙そうとした悪人の名前です。 罰として神から、重い大岩を山頂まで持ち上げる苦行を科されます。ところが頂上まで持ち運ぶと大岩はまた転がり落ちてしまう。そこでシジュポスは、この苦行を、永遠に続けることになります。 この神話は、フランスの哲学者カミュ... 続きはこちら≫