企業の常識・弁護士の非常識
弁護士の「夜来る」
第371号 弁護士の「夜来る」 パリのオリンピックで、日本の絶対王者の女性柔道選手が負けました。そのとき彼女は号泣したんです。 これに対して、「死ぬ気で頑張ってきたのだから、やむを得ない」という意見もある中、「武道家たるもの恥ずかしい」なんていう人もいました。確かに褒められたことではないでしょう。しかし本人も、好き好ん... 続きはこちら≫
弁護士の首輪
第370号 弁護士の首輪 星新一の「首輪」は、「刑罰」についての話です。有罪判決を受けた主人公は3年の間、刑務所で過ごすか、「首輪」を付けて今までの生活を続けるか、選択するように言われます。あとから変更することもできるそうです。「これまでの犯罪者は、みんな最終的に刑務所を選んでいる」と教えられますが、主人公は、首輪をつ... 続きはこちら≫
弁護士のマネー・エイジ
第369号 弁護士のマネー・エイジ 「マネー・エイジ」は星新一の近未来SFです。小学生の女の子の目を通して、お金で全てが解決される世の中が描かれます。遊園地に行くはずだった父親は、お金儲けに夢中になっていて約束を守らない。そんな父親から罰金の金貨2枚貰うことで、主人公は納得します。いじめっ子に会うと、金貨1枚を渡して、... 続きはこちら≫
シジュポスの弁護士
第368号 シジュポスの弁護士 シジュポスは、ギリシャ神話に出て来る、神様を騙そうとした悪人の名前です。 罰として神から、重い大岩を山頂まで持ち上げる苦行を科されます。ところが頂上まで持ち運ぶと大岩はまた転がり落ちてしまう。そこでシジュポスは、この苦行を、永遠に続けることになります。 この神話は、フランスの哲学者カミュ... 続きはこちら≫
プロクルステスの寝台
第367号 プロクルステスの寝台 プロクルステスというのは、ギリシャ神話に出てくる盗賊です。親切なふりをして、旅人を家に泊まらせます。そこで寝台で寝ている旅人の身長が、寝台より短いとハンマーで叩いて引き延ばし,旅人の身長が寝台より長いと、はみ出た手足を切り落として殺害したんです。この悪人、英雄テセウスに退治される、モブ... 続きはこちら≫
弁護士の火星人
第366号 弁護士の火星人 「宇宙戦争」は、19世紀末に書かれた、HGウェルズの古典SFです。 火星から、タコのような宇宙人が地球に攻めて来るという話です。人類の兵器や軍隊は火星人に対して、全く役に立たない。火星人が持ち込んだ赤い植物が人間の血液を吸い取るなどの、鬼畜の行為が行われます。人類はこのまま終わってしまうので... 続きはこちら≫
弁護士の11人いる
第365号 弁護士の11人いる 「11人いる」は萩尾望都のSFマンガです。地球人が、他の星の生物と交流するようになった未来の話です。試験を受けるために、様々な星から10名の受験生が宇宙船に集められます。ところが何故か、受験生は全部で11人いる。疑心暗鬼にかられ、お互いに反発しながらも、協力して問題を解決していくという話... 続きはこちら≫
風の谷のナウシカ
第364号 風の谷のナウシカ 宮崎駿の傑作SFです。高度に発展した科学文明の世界が、戦争によって破壊され、土地は汚染されます。このままでは人類は終わってしまうという危機感を持った人達が、人類救済のための壮大なプログラムを作ります。今後争いが起これば起こるほど、腐海と呼ばれる森ができるようにします。そこでは、木々が瘴気を... 続きはこちら≫
弁護士の偶然世界
第363号 弁護士の偶然世界 「偶然世界」は、フィリップKディックのSF小説です。「公共的偶然発生装置」というシステムにより、 60億人の人類の中から権力者がランダムに選ばれる未来の話です。50年前のSFですが、今読んでもとても面白い。 ところで、つい最近も自民党の裏金事件が問題になりました。確かにけしか... 続きはこちら≫
弁護士の闇の左手
第362号 弁護士の闇の左手 「闇の左手」は、50年以上前に、ル・グィンという女性作家(「ゲド戦記」の作者です)によって書かれた宇宙が舞台のSF小説です。そこでは遺伝子操作によって、男女の区別のない、両性具有の人類が生まれてきます。発情期には、相手との関係で男性になったり女性になったりして、子供を作っていくという社会を... 続きはこちら≫